随分昔になりますが、石垣島から西表島へ、一人で旅行したことがあります。
大阪港から大型船で那覇へ、那覇から小型船で石垣へ、石垣からホバーで西表に。
船だけで３日間の日程です。
西表には、本土にいては想像もつかない自然が広がっています。
民宿に泊まって、その主人に案内してもらって、仲間川という川を船で上ります。

河口は、マングローブの林が広がり、上流に行くに従い、ジャングルの様相をていしてきます。
このあたりの洞窟には、巨大なコウモリがすんでいるとのことであり、見るものすべて珍しい状況です。
帰りに河口で、貝の採集をしました。シュレナシジミという３０センチもある巨大なシジミ。
宿に帰ってから、これをシジミ汁にして頂きました。

形は大きいけど、味は全く普通のシジミと同じ、一人おわんに一個ずつという按配です。
その後、ヤシガニ採り、夜釣りと楽しみが満載。
夜も更けると、民宿で泡盛のよる酒盛りがはじまります。
村で一人の駐在さんも、バイクで駆けつけます。そして、しこたま飲んで、バイクでご帰還。
なんとものんきな島の生活でした。
島を離れる日、散歩をしていたら、食堂兼雑貨屋さんのようなお店に「ラーメン３００円」と書いてあります。
西表でラーメンとは、と思い注文したら、お店のおばさん、やおらインスタントラーメンを取り出して煮はじめました。
やっぱり、西表はいい、と思ったしだいです。

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